・国債先物eワラントの満期前のマーケット・メイクに用いられる価格は、活発に取引される国債先物の限月の価格からゴールドマン・サックスが合理的に計算した理論値が用いられる。このため、当該参照原資産価格は、必ずしも権利の対象となる国債先物の直近取引値とは一致しない。
・国債先物eワラントにおける「満期参照価格」とは、満期日における対象原資産(国債先物対象限月)の始値を基に、計算代理人が流動性等を考慮して合理的に算出した対象原資産の価格をいう。
・国債先物eワラントの対象原資産は国債先物であり、国債そのものではない。なお国債先物の市場は一般に機関投資家が主要な参加者と考えられており、株式市場とは市場参加者が異なる市場であることに注意が必要である。
・国債先物の取引価格は、株式投資の際には必ずしも注目されないような原因によっても変動しうる。
・国債先物eワラントの対象原資産である国債先物の価格は、金利変動の影響を受ける。一般に金利が上昇すると国債の利回りは上昇し、国債先物の価格は下落する。一方、一般に金利が低下すると国債の利回りは低下し国債先物価格は上昇する。
・国債先物eワラントにはクーポン(利払い)はない。
・金利には期間構造が存在し、国債先物利回りに代表されるような長期金利と、中央銀行の政策ターゲットとされる短期金利は必ずしも連動するものではない。そのため短期金利が上昇(下落)したとしても長期金利がほとんど上昇(下落)しない、または下落(上昇)する可能性もあることに注意する必要がある。